100際長寿が珍しくなくなった昨今。
それにしても皆さまは、年齢を感じさせない元気と明るさです。
前号に引き続き、健康の秘訣を伺いました。
ひたすら一生懸命に生きる。
今はご褒美のような毎日です
寄稿
大鹿様
96年の歳月、どうやって暮してきたのかしら?とふり変えれば、「その時その時を、一生懸命生きてきた」という思いでいっぱいです。戦争を経て戦後の昭和の時代。日本が貧しくても張りきっていた時代。大変なこともありましたが、今までの人生全く後悔がありません。
今は体にいいものを食べ、毎日「転ばない体操」に参加し、お天気と相談してアプランドルのまわりを2周する。ベルの会やカラオケにも参加する。お友達とのおしゃべりも楽しいわ。一番の楽しみは読書。目が疲れるからルーペを使うけど、夢中になるとルーペなしで読んでる。お陰様でご褒美のような晩年を暮しております。感謝です。
思い切り声を出して歌うと
活力がアップするみたい
インタビュー
小川様
私は同年齢の女性としては背が高買ったんです。それが気になっていて、だんだん猫背になっちゃったの。でも、姿勢が悪いと深い呼吸がしにくいのね。自分ではわからなかったけれど、健康診断で呼吸の検査がうまくできなくて驚きました。
そのころ、区の催しでボイストレーニングの教室に参加する機会があったんです。音痴だという自覚があって(笑)、人前で歌うことなんかなかったけれど、やってみるとこれがとっても楽しいんです。声を出すのは気持ちがいいんだって気がつきました。
レッスンはまず、教室の窓を開けて外に向かって声を出す、発声練習から始まります。しっかり声を出すと、体にエネルギーが充ちてくるような気がします。その後は、みんなで課題曲の練習。今は「オー・シャンゼリゼ」に挑戦中です。もうすぐ発表会でご披露するのよ。週に1回1時間。教室の仲間たちと思い切り歌うのが、楽しみな習慣になりました。 声を出すようになって、姿勢もシャキッとしたんじゃないかしら。おかげさまで健康に過ごしています。最近ますます活気が出てきちゃって、参加する活動がふえました。ハンドベルの会も楽しいし、日曜日の夜はカラオケ大会。英語サークルにも入りました。ほとんど日本語でしゃべっていますけど(笑)。もともと好きだった土いじりも続けています。アプランドルの屋上庭園で、せっせとお花を育てているんです。
好きなことをやって、新しいことにも挑戦して、毎日が充実しています。こんなに恵まれた所で、楽しく笑って暮らしていたら、100歳なんて軽々と越えちゃうんじゃないかしら。
イヤなことからは逃げればいい
自然体の暮らしがモットーです
インタビュー
木村様
97歳になりました。今も体に特に悪いところはありません。丈夫に育ててくれた親に感謝ですね。
私は戦中戦後を生きた人間なので、自分が必要だと思うものだけあれば十分に満足です。あれもこれもと欲ばる必要はないし、イヤなことや意地悪な人からは逃げちゃえばいいと思うの。私の電話はガラケーですが、これもメールと通話ができればいいと思っているから。
自然に任せて、足るを知るということでしょうか。アプランドルのお仲間とは、「ばったり会」でおしゃべりしています。え?「ばったり会」ですか? 特に待ち合わせたりしないで、ばったり会ったらおしゃべりしましょ、ということです(笑)。そのくらいの気ままさがちょうどいいんじゃないかしら。
体を動かすのは好きですね。昔は山登りをしていました。最近何度か転んでしまって、今はつきそいがないと外が歩けないんです。お散歩は週に2回30分ずつと決められていますが、物足りなくて(笑)。だからアプランドルの廊下を歩き回っています。食事もおいしく頂いています。お肉が好き。魚よりも断然お肉派です。 夜はよく、アプランドルの涼しい屋上に上がります。街の灯をのんびり眺めていると、何だか私を誘ってくれているみたいで楽しい気持ちになります。肩に力を入れず自然体で暮らして、周囲のみなさんと仲良くできている。それだけで十分。心から幸せです。
嘘と悪口を言わない
心の健康が体も健康にします
寄稿
峠 様
幸い大病も災害も経験がありませんが、気分が落ち込むことはままあります。日ごろ心理的なマイナスモードは長く続かないよう注意しています。「病は気から」と言いますから。
山本直純氏いわく「鬱の時にはモーツアルト」。時には八木節なども効果大です。嘘と悪口を言わないことも、精神衛生によいと心得ます。熱すぎないシャワー、親友との一献、孫たちとのZOOM会話、新聞の川柳は特効薬。
腰痛とは長い付き合いですが、専門家の助けのおかげで現在小康状態を保っています。。自己流気まぐれリハビリの目標は、大好きな山歩きの復活です。これは私の一番の生きがいですから、まだ諦めていません。さぼりがちながら、折にふれてできるだけ歩く訓練を意識し、懐かしい北アルプスを孫たちと歩く夢を見ています。お笑いください。
株式会社さんわ
シルバーヴィラ向山・アプランドル向山
〒176-0022 練馬区向山3−7−11
☎︎ 03-3999-5416
YouTubeチャンネルはこちら
この度は当社ホームページをご覧くださり有難うございます。
機関紙「銀杏」も当社ホームページも、ご入居されているお客様方の日頃の生活や活動を発信することを目的としております。
人は皆「誰かに自分の存在を認めてもらいたい。」と云う根源的欲求を持つものだと思っております。認められることで皆さま益々お元気になります。これが当社の信念「生きることは自己表現すること」に繋がっているのです。
また読まれた方より「高齢になられても皆さんこんなにも頑張られている。勇気づけられます。」との感想も頂いており嬉しく思っております。
※このWebに記載されている全てのコンテンツ(文章、画像)の著作権は、 シルバーヴィラ向山と情報提供者に帰属します。許可なくほかに転用することを禁じます。